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KAIBUNSHA

劇団「木花」
『ロミオとジュリエット』
日本公演
演出=呉泰錫

7月14日(金) キラリ☆ふじみ メインホール (1公演)
7月16日(日)・17日(祝) シアターX (3公演)
7月21日(金)・22日(土) 北九州芸術劇場 小劇場 (3公演)

 ロミオとジュリエット    

 

2005年度は「日韓友情年2005」を記念し、日本と韓国の両国において、演劇、ダンス、音楽などさまざまな文化交流が行われました。これを一過性の機会とせず、互いに培った理解と友情を基盤に、今後もアジアのパートナーとして学び刺激しあう継続的な交流と発展が期待されています。
その一歩として、2006年7月、日本で最も親しまれている韓国の戯曲家・演出家、呉泰錫(オ・テソク)率いる劇団「木花」の全国公演を行います。キラリ☆ふじみ(埼玉)を皮切りに、シアターX(東京)、北九州芸術劇場(福岡)での上演を予定しています。

呉泰錫は韓国演劇界のアポジ(父)と呼ばれ、80年代から今日に至るまで、常に韓国演劇をリードしてきました。朝鮮戦争、国家分断、民主化と動乱の時代を生きた辛らつな批評眼。そして限りない愛着を持つ自国の言語、民俗文化、伝統芸能の現代化。呉泰錫の演劇の特徴であるこの二つは、韓国現代演劇の独自の方向性と可能性を示唆してきました。そして現在も彼の自由奔放な想像力と実験的な舞台は変わることなく健在です。これまで朝鮮日報文学賞、東亜演劇賞、湖巌賞の受賞に輝き、05年には国から文化功労賞を授与されました。日本の演劇人との交流も深く、唐十郎や青年団の平田オリザ、新宿梁山泊の金守珍、井上ひさしなど多くの演劇人が彼の人柄を慕い、また舞台に触発され、美味い酒を酌み交わす間柄です。

今回日本で公演するのは、「木花」の代表作の一つ、W・シェイクスピア原作の『ロミオとジュリエット』。1995年に初演され、2001年にはドイツ・ブレーメンのシェークスピア・フェスティバルに招聘、海外の批評家からも絶賛を浴びました。05年10月、06年5月に韓国国立劇場をはじめ韓国各地で再演、今年11月には英ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーのロンドンの本拠地でもあった、バービガン・センターでの招聘が決定しています。

舞台を韓国の李王朝期に移し、荘園領主の家同士の抗争を背景に、韓国の舞踊やマダンなどを巧みに取り入れながら、初々しい若者の恋と悲劇の終焉を描きます。更に、二人の死の浄化にもかかわらず、憎しみの増殖で血塗られた死の祝祭というラストシーンは、単なる古典名作の焼き直しではない衝撃的な結末に導かれ、現代の世界情勢を鋭く焙り出しています。
韓国演劇界の鬼才が描く、名作『ロミオとジュリエット』。どうぞこの機会に、韓国演劇の真髄をご鑑賞ください

 

【公演によせて】
“呉泰錫さんの夜渡り”
夜中の闇をまさぐって、二人は酒と唐辛子をやっと掴んだ。もう二十何年も前のことだが、呉泰錫さんが家に泊まった時のこと……あの深夜の二人芝居がまだあそこで続いている。
劇的論理の純な追求者であると同時に、役者という族(やから)が本から脱線してグルンと自己回遊してくるのさえ、しぶとく丹念に待つこの呉さんは、舞台の「という瞬間に賭けている。となると、それを観にいくということは、一晩のことだけでは済まなくなるぞ。
唐組 唐十郎

バスタブでのティボルトとの決闘シーン、100畳もあるシーツの上でのラブシーン、舞踏会での出会いのシーン、「二人」のコミカルな神父達、ジュリエットの葬式場面……これらは今でも、強烈なイメージとして残っている。大胆な飛躍と省略で約一時間半に圧縮された呉先生の「ロミオとジュリエット」は、見事なまでに観客に豊かなイメージを喚起させる。そして見終えた後、観客一人一人のうちに、それぞれのオリジナルドラマが築かれているのである。
新宿梁山泊 金守珍

五年前、ソウルで観た木花の『ロミオとジュリエット』の衝撃は、今も忘れない。こんなに格好良くって、せつないロミオとジュリエットは観たことがない。
呉泰錫氏の作品を観るたびに、「あぁ、演劇って、なんて自由なんだろう」と、舞台表現に対する気持ちを新たにできる。
青年団 平田オリザ

 


【公演概要】

キラリ☆ふじみ

会場
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ メインホール
日時
7月14日(金) 開演19:00(開場は開演の30分前)
料金
(全席自由) 一般 3,000円 / 学生 2,000円 / 高校生以下 1,000円
チケット発売日
2006年6月1日(木)
チケット取扱い
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ 049-268-7788
(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 03-3467-2743
お問合せ
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(財団法人富士見市施設管理公社)
〒354-0021 埼玉県富士見市鶴馬1803-1
Tel 049-268-7788 / Fax 049-268-7780
http://www.city.fujimi.saitama.jp/culture/index.htm
主催
魁文舎
共催
(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(財団法人富士見市施設管理公社)
後援
駐日韓国大使館 韓国文化院
平成18年度文化庁国際交流支援事業

シアターΧ

会場
シアターX
(東京都墨田区両国2-10-14両国シティコア内 Tel 03-5624-1181)
日時

7月
16日(日) 開演 16:00/開演19:00
17日(祝) 開演 15:00(開場は開演の30分前)

料金
(全席自由) 一般前売4,000円・当日4,300円
学生前売2,500円(魁文舎のみ取扱い)・当日2,800円
チケット発売日
2006年6月1日(木)
チケット取扱い
チケットぴあ 
0570-02-9999(Pコード:369-891)
(0570-02-9988(オペレーター対応)
ローソンチケット
0570-084-003(Lコード:38860)
0570-000-777(オペレーター対応)
魁文舎  03-3275-0220
お問合せ
魁文舎〔KAIBUNSHA〕 03-3275-0220 http://www.kaibunsha.net
主催
魁文舎 / 提携: シアターX(カイ)
後援
駐日韓国大使館 韓国文化院
平成18年度文化庁国際交流支援事業

北九州芸術劇場

会場
北九州芸術劇場 小劇場
日時

7月
21日(金) 19:00開演
22日(土) 13:00開演/17:00開演(開場は開演の30分前)

料金
一般3,000円/学生2,000円(大学生以下)
チケット発売日
一般発売日 2006年5月21日(日)
チケット取扱い
北九州芸術劇場プレイガイド(店頭販売のみ)
(財)北九州市芸術文化振興財団 093-662-3025
北九州市立響ホール事務所 093-662-4010
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:368-157)
ローソンチケット 0570-084-008 (Lコード:86055)
お問合せ
北九州芸術劇場 芸術文化情報センター TEL:093-562-2655
http://www.kitakyushu-performingartscenter.or.jp/
主催
(財)北九州市芸術文化振興財団 ・ 魁文舎
共催
北九州市、北九州市教育委員会
助成
(財)地域創造
後援
駐日韓国大使館 韓国文化院
平成18年度文化庁国際交流支援事業


劇団木花(MOKHWA)
呉泰錫(オ・テソク)の戯曲を中心に創作戯曲の上演を行い、劇作家が自らの戯曲を自身で演出することの少ない韓国の演劇界において特異な存在である。自由奔放な創造力で西洋演劇と韓国の伝統を融合し、韓国的かつ普遍的な感情表現をたたえ、力強い舞台を展開している。現時においても、実験的な舞台で常に韓国演劇界をリードし、国内外で高い評価を受けている。また‘韓国の唐十郎’と呼ばれ、両者の親交もあつく、また新宿梁山泊、青年団の韓国公演サポートなど、日本の劇団との交流も深い。

呉泰錫略歴
劇団木花の代表。演出家、劇作家。1940年韓国忠南道に生まれる。延世大学哲学科卒業。67年「ウェディングドレス」で文壇デビュー。この作品で朝鮮日報の文学賞を受賞。以降、数々の賞に輝く。現在、韓国が世界に誇る演劇人の一人。いままでに『草墳』『胎』など20作以上の作品を執筆。時代や状況を超えた普遍的なメッセージを伝える彼の作品は、国内外で高い評価を得ている。その他、1988年のソウル・オリンピックで、開幕式の構成・演出、また芸術祝典『八曲屏風』を作・演出するなど多彩な活動を続けている。代表作に『春風の妻』『胎』『沈清はなぜ2回インダンスに身を投げたか』、『ロミオとジュリエット』がある。
06年4月から韓国国立劇場国立劇団芸術監督に就任。

木花公演歴

1976

 

ソウル・インスティテュート・オブ・アーツの学生9人が、教鞭をとっていた呉泰錫を中心に集まり、韓国の伝統的様式と実験性を兼ね備えた現代演劇集団《第5グループ》を結成。旗揚げ公演は、呉泰錫 作・演出による『春風の妻』。

1977

ベケット作『ゴドーを待ちながら』を韓国スタイルで上演。

1978

劇団の代表となる呉泰錫 作・演出『胎(テェ)』を初演。以降も毎年のように作品を発表。

1984

劇団名を《木花》と改名。旗揚げ公演 呉泰錫 作・演出『アフリカ』。

1985

アジア文化祭(ソウル)に『胎』で参加。

1987

 

『春風の妻』で利賀フェスティバル(富山県利賀芸術公園)に参加(初の来日公演)。
同年、呉泰錫 作・演出『父子有親』を初演、ソウル演劇祭大賞を授賞。

1988

『胎』で第1回三井フェスティバル東京に招聘され公演。

1990

ソウル市大学路に〈衝突(チュンドル)劇場〉を開場。こけら落としに『春風の妻』を上演。
同作は、新宿タイニイ・アリス主催のアリス・フェスティバルに参加。
同年秋、『沈清はなぜ2回インダンスに身を投げたか』初演。

1991

呉泰錫 作・演出『鳩よ!』初演。同作で再度アリス・フェスティバルに参加。
『沈清はなぜ2回インダンスに身を投げたか』(再演)で韓国三大演劇賞の一つ、東亜演劇賞を授賞。

1992

『父子有親』(日本初演)で前橋芸術祭に参加。日本演出家協会主催の演劇人国際交流92「日韓演出家会議シンポジウム」に参加。公開ワークショップとして呉泰錫 作・演出『トラジ』を初演。

1993

ソウルアートセンターのオープニング記念として呉泰錫作・演出『白馬江の月の晩に』を初演。

1994

劇団結成10周年を記念して、呉泰錫の作品5本を4ヶ月連続公演(ソウル・アートセンター)。
同年、『胎』を日本3都市(東京・札幌・旭川)にてツアー公演。

1995

呉泰錫 作・演出 『ロミオとジュリエット』初演。

2001

呉泰錫 作・演出 『ロミオとジュリエット』再演
(ブレーメン・シェイクスピア・フェスティバル招聘)。

2005

7月韓国国立劇場にて『沈清はなぜ2回インダンスに身を投げたか』公演。

 

2006

10月韓国国立劇場ほか にて『ロミオとジュリエット』再演
4月韓国南山ドラマセンター、韓国国立劇場にて『ロミオとジュリエット』再演。
11月英バービガンセンターにて『ロミオとジュリエット』招聘公演。

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